ホワイトニング

健康美〜白い歯

「白く美しい歯」が健康の象徴として世界中で認められるようになって久しくなります。初対面の人に接して最初に目が行くところは「目」と「歯」です。白い歯と歯並びの良さは知性の象徴とも身だしなみの一部とも例えられます。この白く美しい歯は口元への自信に繋がり、健康維持・増進に心理的効果は絶大です。
「白い」といってもいろんな白さがあります。チョークのような「白さ」、白タイルような「白さ」、真珠のような「白さ」など様々です。歯は透明感のある白さ。少しアイボリー色で表面にわずかに凹凸があって、あの白さと輝きになっています。黄ばんだ歯を気にされる方はお口に関心がある証拠。歯を健康的な白さにすることで「この白さを維持しよう」という気持ちが生まれます。
美しさを引き出す「ホワイトニング」は最高のエステであり、最高のムシ歯予防法と言えるでしょう。

ホワイトニングの方法

歯を白くする方法には2種類あります。それぞれの方法についてお話ししましょう。

オフィス・ホワイトニング
    • オフィス(デンタル・オフィス=歯科医院)で行うホワイトニング。
    • 一時間ほど時間をかけて歯の表面に高濃度の漂白薬剤を作用させます。
    • 前歯の目立つ部位を主に白くします。
    • すぐに結果が得られる簡便な方法ですが、少しマダラに仕上がったり、白濁が見える場合があります。
    • 色の戻りが早く起こりやすく、色が戻った時はもう一度、最初からの処置が必要になります。
    • 結婚披露宴を数日後に控えている、今すぐに白くしたい、時間がない方にお奨めです。
ホーム・ホワイトニング
    • ホーム(ご自宅など)で行うホワイトニング。
    • 2週間ほどかけて徐々に歯を白くしていきます。
    • マイルドな薬剤を使用し均質な仕上がりが期待でき、歯にかかるダメージは最小です。
    • 色の戻りに対し、通院せずに簡単に対処できます。
    • 使用する薬剤(ホワイトニング・ジェル)は消耗品です。追加でお買い求めください。
    • バランスが良く、白く美しい歯を得るにはこちらが最適です。

ホワイトニングと言えば、ホームホワイトニングが一般的で、オフィス・ホワイトニングは「インスタント」と考えていただいたほうが良さそうです。

ホワイトニングの進め方

ここではホームホワイトニングで歯を白くする方法についてお話しします。ホワイトニングはすべての治療(ムシ歯や歯周病などの治療)が完了した後の最終仕上げの処置です。ブラッシングが上手くできることも重要です。これがクリアできて初めてホワイトニングの処置にかかります

Step by Step

1日目
   1.お口の中を清掃します。
   2.カスタムトレーを作製するための型取りをします。

 

 

2日目
   1.でき上がったカスタムトレーの仕上がりをチェックします。
   2.カスタムトレーの装着方法を説明します。
   3.ホワイトニングキットの使用説明をします。

 

3日目
   1.漂白の効果の確認をします。
   2.ほかに不具合がないかチェックします。

    • カスタムトレーにホワイトニングジェルを流し込み、一回2〜3時間程度歯に作用させます。
    • 2日に一回程度、約2週間で完了します。
    • ホワイトニング後は色の濃い食品(ワイン、コーヒー、カレーほか)は避けて下さい。
    • 白さが不十分の場合はもう2〜3回続けます。一部の変色歯は効果が現れにくい場合があります。
    • 使用するジェルは過酸化尿素を主成分とし、毒性はありません。
    • 3〜6ヶ月後、色の戻りがあれば数回作用させると白くなります。

ホワイトニングの費用(税別)

  • 上下一式22,000円
  • 追加ジェル4本4,000円
  • カスタムトレーの作り直し/片顎5,000円

カスタムトレー作製前の治療(ムシ歯治療、歯石除去、歯周病治療など)は健康保険内の処置になり、別料金です。
なお、ホワイトニングは医療費控除の対象外です。
  

最後に

ホワイトニングは天然歯にのみ有効な処置です。前歯に人工の冠や部分修復のプラスティック(コンポジット・レジン)があるとホワイトニング後に色の段差ができてしまいます。このことを充分ご理解ください。また、前歯に被せる治療をする場合は、ホワイトニングを済ませてからカラーマッチング(色合わせ)した冠を被せるべきです。

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